オイラが実家に帰ってきた日、土曜日の夜、アビちゃんが吐きそうになっていたんで、毛玉かな?って思ったんですよ。
日曜日、二回嘔吐したらしく、ご飯も全然食べない。
なんかだるそう。
月曜日も、ご飯も全然食べないし、水も飲んでいないし、トイレに行く気配もない。
午後、朦朧とする記憶の中、アビちゃんがこのまま死んだらどうしよう、という嫌な予感。
何か食べて、喉に詰まった?
取り敢えず、その日の夕方病院に連れて行くことにしました。

先生も何か飲んだんじゃないか、というのをまず疑っていたんですが、年齢も十歳なので、採血とエコーすることに。
後から、追加でレントゲン。
なんかあったんだろうね。
検査結果をききにいったら、先生に結果がかなり悪いことを告げられる。
腎臓の数値が異常に悪い。
はかれる数値が1400(勿論異常値)なんですが、それを越していますと言われる。
因みに、昔先生に言われたんですけど、アビシニアンって腎臓弱いらしいんですよ。
次に、カリウムの値も異常で8.2あると言われ、これはいつ心臓が止まってもおかしくない、と言われました。
エコーで腎臓の様子を見ながら説明を受けたんですけど、左の腎臓が完全に死んでいると言われました。
説明受けながら見たけど、素人が見てもヤバイのは分かる。
レントゲンで更に説明受けたんですけど、腎臓左右合わせて大きめの石が計三個ありました。
治療としては外科的には手術という手があるけど、猫の尿管は1~2mmなので、狭窄をおこして結局詰まっちゃうらしいし、新しい治療法もできたけど、結局それも問題が発生するとのことで。
かなり際どい。
なので、まずは内科的治療をはじめて、カリウムの数値を下げたりすることになりました。
入院なんですが、先生に入院中に心臓が止まる可能性もあるので、覚悟だけはしておくように的なことは言われた。
嗚呼。午後の嫌な予感はこれだったのか。
母さんは泣いていた。
家でも泣いていた。
オイラは、あまりにも突然過ぎる状況に現実を受け入れられていないのか、冷静に先生の話を聞いていた。
これがルビちゃんだったら、泣き崩れてもう駄目だったと思う。
もう会えなくなる可能性もあるので、母さんがもう一度アビちゃんにあわせて欲しいと言って、アビちゃんを連れてきて貰った。
アビちゃん頑張って。
仮に内科的治療が上手くいっても、もうそんなに長くは生きられないという覚悟はしておかなくてはいけない。
そして、入院中に死ぬ覚悟もしておかなくてはいけない。
アビちゃんは毎日走りまわるほど元気だったので、まさかこんなに体がぼろぼろになっていたとは思わなかった。
辛い思いさせちゃってご免ね。
なんか、たまにご飯をあまり食べない時があったらしいんで、もしかしたらその頃から腎臓は悪くなっていたのかも知れない。
猫の平均寿命って14歳ってきいていたから、あと数年は大丈夫だろうと思っていたけど、もう数年もない確率の方が断然高い。
猫だから、もちろん人間よりも先に死んじゃうし、こういう日が来ることは分かっていたんだけど、いざとなると、悲しいな。
万が一の時に備えて、どうしたらいい?って母さんに聞かれて、え?ペット霊園?
って言ったんですけど、一応ネットで探したり電話で問い合わせたりしておきました。
電話できいたところ。
もう既に死んでいる前提でかけてきているのかと思われていたのが後の会話から分かりw
「おなくなりになったのは犬ですか?猫ですか?」
答えに困って、「あ、いや、まだその生きてはいるんですけど、なんていうか、ちょっと危なくて^^;猫です」
って言っといた。
アビちゃんのことは遅かれ早かれ妹にも言わなきゃいけないんですよ。
早いがいいんじゃないかってことで、その日のうちに連絡することになったんですけど、電話するのオイラ^^;
辛いんだけど。
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